■梅雨の合間の真夏日和が続き、予想通りの灼熱地獄に集まった選手は32名。シュミレーションを行った開幕戦を除けば前半戦を締めくくる第3戦で初めての準決勝開催である。簡単に説明すると1日開催となった今シーズンは24名以上のエントリーが有った場合に予選で16名に絞り、準決勝で決勝進出者の8名を選出する方法で競技が進む、すなわち優勝を狙うには1日に6本を滑らなくてはいけないのだ。

 

■この日も午前11時から予選が始まり地元ウイッキーズ軍団を中心に会場は盛り上がって行った。その中で今大会の注目はバーティカルライダーとして実績を積み重ねてきた馬目陽太と、サンフランシスコから凱旋の石井チビドラ洋介という懐かしい2人のAJSA復帰である。

■今回からホームページでのリザルツを今までの最終成績から予選・準決勝・決勝とに分けて表示する事にしたので興味が有る人は覗いて欲しいのだが、今大会のポイントは準決勝に集まっていた。小澤VS望月の師弟対決で始まった予選から一転して様々な刺客が襲いかかる準決勝で地元の小澤がブッチギリでベテランの意地を見せている。

  灼熱の屋根裏ブースで奮闘中のMC軍

■決勝進出を果たしたのは以下の8名。結局、好調を維持した小澤が2位の船橋の追撃を振り切る形で念願の地元ウイッキーズでの優勝を4年目で遂に手に入れた。
■昨年アマ1位の伊藤もスタミナ不足を露呈しながらも念願のプロ初決勝で5位入賞とベテラン&新人が入り乱れ、集まった多くのギャラリーにも満足してもらえた大会だったと思う。

■今年から7月はプロ戦が休みになったので夏休みには各種イベント&ツアーが多く開催されると聞く、色々な場所で色々なプロスケーターと遭遇するチャンスも増えると思われ、今まで以上にスケートボードの楽しさが各方面に伝わってほしいと思う。次は8月。
  左から小澤・船橋・岩崎