N-BOARD cup (2003.7/6)奇跡の開催

今年はやりましたよ。この梅雨の時季に奇跡的にも天候に恵まれ?4年ぶりの開催となりました。どうしても天気の話題になってしまいますが、この日も朝から小雨がぱらつき、会場となるイエティスキー場の標高を考えても今大会の開催は厳しいと思われました。 実際、天候が原因で会場に来なかった選手も多かったと思います。しかし願いは通じるもので若干のウエイティングの後、路面が乾き始め練習走行が開始さたのでした。

公開練習開始後も、濃霧と微細な雨が降り続き、まるで雲の中で滑っている様な不思議な感覚で、それでも路面の方は、セミドライからドライ状態に回復、ビギナークラスの予選から競技が開始されました。このクラスは初参戦の選手も多く、まずは完走することを目標にする選手も多かったようです。
 霧の中を疾走する工藤プロ

続いてエキスパートクラス、目をつり上げ、顔をひん曲げての本気モード。予選の結果を見ると1秒間に10人の選手がひしめき合う大混戦となり、決勝進出のボーダーラインである6位と7位のタイム差が0.01秒と、まさに指先の差で明暗が分かれる結果となった。

続いて各クラス上位6名による決勝戦は旗門を3本増やしコースの難易度を上げて行われた。まずはビギナークラスからスタート、ビギナーといえども決勝に進出する選手はレベルが高い。特にトップ3入賞の選手には次回はエキスパートクラスへの参加が望まれる。
 左から中村崇彦、内野洋、近藤学

エキスパートクラスは予選以上に気合いは入りまくり!ディフェンディングチャンピオンの西川選手の仕掛けた”西川トラップ”をモノともせず全開で攻め込み、各選手はタイムに一喜一憂していた。そんなこんなで今回の勝者は・・・。
 左から工藤学、中村祐二、西川たかし

やはり強かった盛岡の工藤学!! 誰もが無理だと思っていた12秒の壁を最後に撃ち破り見事優勝!2位に中村祐二、3位 西川たかしと常勝組が続いた。


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