最終戦終了時の関東アマチュアサーキットの最終ランキング発表
※最終成績上位16名(タイ含)までの選手が全日本アマ選手権出場資格を獲得




第3戦・2004.8/8 うみかぜ公園(神奈川県横須賀市)

先週チャンピオンシップ(プロ戦)がおこなわれた、この横須賀海風公園にて、関東サーキット今年最後の熱い戦いが繰り広げられました。



今回の勝者は、写真で両手を大きく掲げている男、前回の鵠沼に続き2連勝の豊岡航生がモノにした。新旧バラエティに富んだトリックをリズミカルに、そして完璧に繰り出しアマ戦では珍しい200点代のハイスコアをたたき出した。2位にムラサキスポーツ千葉店の山口千春、3位同じく蛭田浩司。4位にTRICK'Sの西湖、5位、SCENEの佐藤、と続くのだが、今回のトップ5は非常にレベルが高く、ほとんどノーミスライディングで、前回のチャンピオンシップ同様ジャッジ泣かせの接戦が繰り広げられ、リズムに乗った豊岡が頭一つリードした結果になりました。
今回の決勝では今ひとつ乗り切れなかったが、地元の山崎健太、そして常連の佐々木玲司ら、ローティーン達の今後からも目が離せない。





第2戦・2004.4/11 RED HAT(栃木県黒磯市)



梅雨の切れ間の関東サーキット第二戦、今年も観光地 鵠沼海岸で大盛り上がり

今年から新システムが導入され、選手、関係者からは賛否両論ありますが、いろいろ
な意見を取り入れつつ、今年のスケジュールも淡々と進んでいくのであります。

今回会場となった鵠沼海浜公園スケートパークは、昨年も同じ時期に関東サーキット
を開催しているのですが、今年4月にリニューアルし、コースがかなりテクニカルに
変わっていて、コース特性を活かすルーティーンワークが勝敗のカギとなりました。

梅雨時期のイベントで、当日の朝は雨が降っていたこともあり、今回のエントリー人
数は、17名(関東サーキット史上最低)と何とも寂しい限りです。
しかし、そんな天候でも会場にやって来るのは、気合いの入っている証拠。リザルツ
を見ていただければ、分かると思いますが、トップアマばかりです。
当然、レベルはアマチュアクラスでは最高レベルのトリックも多く飛び出し、予選か
ら決勝を思わせるレベルでした。

天候の状況により、1時間遅れで予選スタート。トップバッターは、高知の”土佐犬”
藤本 アキラ。優勝経験もある彼のイケイケのライディングで会場の雰囲気は一気に
ヒートアップ。
予選トップ通過は、栃木の豊岡 航生。若干急角度のレールでのフィーブルグライン
ドはクリーンでパーフェクト。続いて常連軍団 西湖 憲人、佐々木 玲司、瀬尻 
稜の3人が同率2位の大混戦。

続く決勝でも、接戦となり僅差で勝利をモノにしたのは、予選1位の豊岡 航生。
藤本は今回2位に甘んじた。3位 西湖 憲人。4位 前回の勝者、小林 寿光。続
いて、佐々木 玲司、山口 千春、佐藤 敦、瀬尻 稜と、いつもの決勝メンバーが
名を連ねた。

今回天候の関係で、エントリーが大幅に減ってしまったのは残念だが、決勝のリザル
ツだけ見れば、いつもの関東サーキットと、差ほど大きな違いが無いことに気づいた
人も多いと思う。
求む!常連組を脅かすトップスケーター! ビデオシューティングも良いけど、コン
テストにはコンテストの楽しさがあるぞ。




左から3位の西湖徳人、優勝の豊岡抗生、2位の藤本アキラ


第1戦・2004.4/11 RED HAT(栃木県黒磯市)

今年もいよいよAJSAコンテストシーズンが始まってしまいました。例年通り関東サーキットは栃木県那須高原のRED HAT Skateparkでの開幕。そして出場選手も約半数は例年通りといった感じで常連選手が多かった。そんなわけで各選手のレベルはかなり高く、予選から高難度のトリックが連発。のるかそるかの一発勝負に出る者、または自分のスキル通りに着実にポイントを重ねる者、作戦は様々だが、なかなか見応えのある予選となり決勝も白熱した試合が予想された。
しかし今回はスケジュール的に余裕があったので、予選後のフリータイムが長かったため、決勝戦では練習のしすぎで足がつる選手、怪我をしてしまった選手、またはモチベーションを維持できない選手、等々、なんともメイク率の悪い決勝戦となってしまいました。

そんな中、常に安定したライディングで3位に入賞したのは若干7歳の瀬尻稜。特にアールの使い方が巧く、小学2年生の小さい体でブラントやピボットフェーキー、フロントサイドボンレス、ハンドプラントetc着実にポイントを重ね見事に銅メダルを手に入れた。2位には今年もアマチュアクラスに出場の小林哲也。キャスパーやファストプラント等、彼独特のライディングは今年も健在。そして優勝は、下の写真で腕を高々と上げている小林寿光。彼は、2001年のAJSAアマチュアクラス(本戦)で優勝経験があるものの、このときはプロクラスには上がらず、その後のコンテストでは、アガッてばかりで実力は有るのだが結果を出せずにいた。今回はメンタル面も強化し、地元開催のプレッシャーをはねのけ見事に勝利をモノにした。
小林(寿)の決勝2本目のライディングは、さすが知り尽くしたコースだけあって、スムースなラインでレールやレッジで難易度の高いトリックを連発。若干のミスはあったが、それを払拭するライディングであった。おめでとう!寿光。

4位以降には、佐々木玲司、藤本アキラ、山口千春、豊岡航生・・・と常連組が続いた。特に4位の佐々木玲司は、子供のライディングから大人のライディングに移行しつつあるようで、今回もレール、レッジを果敢に攻めていた。体の成長に伴い一時的にスランプ(メイク率の低下)もあると思うが、そんなことは気にせず自分のスケートを続けてほしい。


左から小林哲也・小林寿光・瀬尻稜