2005中部アマチュア地区サーキット結果




■今年も5地区で全日本への出場権をかけて熱戦が繰り広げられてきたアマ戦も、先週末の中部サーキット最終戦をもって全てのスケジュールが終了した。

■当日の沼津Spo-Lanパークには地元の中部地区の選手の他、全日本出場権を目指して他地区からの刺客も集結、総勢34名による予選がスタートしたが秋の強風にあおられ苦戦する選手が続出する、前回の横須賀大会でもそうだったが、スケートボードのトリックは非常に風に影響される事をふまえ、風に強いルーティーンをもう1本準備しておく事も大切だ。

■参加選手の中には関西Sを制覇し、先の横須賀アマでも2位に入った金沢の白江正義が乱入。全日本の調整かと思われるエントリーに中部スケーターのリズムは狂う。しかし他地区の強者との切磋琢磨は非常に有意義な時間になったと思うので問題なし。

■風も徐々に弱まり決勝は予選とは一転、白熱の戦いとなっていった。ジャック・石谷有人はオールド系のトリックを混ぜて会場を沸かせて2位、直前ランキング2位の板屋・安藤勝丸は流れるようなラインで攻めて3位に意地を見せたが、ランプジャック白江の勢いを止めることは出来なかった。オークリー協賛のベストトリックもバンクtoフラットKフリップB/Sグラブで白江が獲得。

■いよいよ10/23にX-DOME海老名で開催される全日本アマチュア選手権へ出場できる選手が出そろいました。日本各地から集まる総勢50数名によるアマチュア日本一への戦いは普段では見れないハイレベルなトリックと、未来の日本シーンを担うアップカマーの発見という大きな楽しみが有ります。他にも恒例のレディースを始めジュニア&キッズも開催します。お楽しみに!













■チャンピオンシップ第2戦と同時開催された中部アマ第2戦は予報が悪かったにもかかわらず31名の選手が集まり、こちらも熱戦となった。参加選手の割合でローカルの名前がリザルトには目立つが、優勝の太田から3位の井上までは小差、個人的には準優勝の野田の善戦が注目を集めた。








左から井上、野田、太田


顔がクシャクシャ太田真也(B7EASTSHOP)






■AJSA中部アマの開幕戦はムラサキCUPとして5/22にエントリー48人でスタートするも予選41人目で無情の雨により15時に中止を決定。順延日となった5/29に38人が集結し、静岡県藤枝スケートパークにて強風のなか無事に行われた。

■予選では昨年も決勝進出を果たした地元の山田勝之が大技、小技を織り交ぜ流れのあるルーティンで見事に1位通過。2位には最近力を付け決勝常連となってきた安藤勝丸。3位にはこれまた地元の大石琢士が「今日は調子がいいから予選突破します」と有言実行し見事に通過。他に加藤祐太郎、中坂優太、村松真伍と中部地区の実力者が続いた。



■決勝では大阪から2週連続参加の内英二が大技・小技を連発し見事初優勝。パークを知り尽くしているかのような見事なルーティンで、今後は中部勢の強力なライバルになるであろう。2位には優勝経験者の加藤祐太郎が得意のバンクtoバンクでフリップB/Sグラブ等の大業をメイクし入賞。さらに上のレベルを狙うには小技を織り交ぜたルーティンワークが必要か? 3位には予選1位の山田が安定した力を発揮しメダルをゲット。今後非常に楽しみな選手である。



■開幕戦で感じたのは単発トリックはメイクできるが、ルーティンとして繋げれる選手が少なかったような気がする。そのあたりを意識すれば高得点を狙えるのでは?新しい顔ぶれも増えてきており第2戦以降の白熱した大会に期待したい。2週に渡って参加してくれた選手&スタッフ、ムラサキさん、藤枝市役所様、お疲れ様でした&有難うございました!


左から2位の加藤、優勝の内、3位の山田