2006関東アマチュア地区サーキット結果



関東アマチュアサーキット第3戦、会場は恒例の横須賀海風公園。天気は快晴、海風公園特有の強風も無くサイコーのコンディションで最終戦を迎えることが出来ました。

コンテストの方はというと、40名のエントリーで予選をスタート。今年の横須賀も既存のパークセクションに加え3個の大型特設セクションと、地元スケーター達が持ち込んだローカルセクションでパンチのきいた構成。コースに馴染めずノックアウトされてしまった選手も多数居ました。

予選トップ通過は第二戦の勝者・小川アンドレ。関西大会ではチャンピオンシップにエントリーしていたが、関東では年間チャンピオンが掛かっているのでこちらに参戦。同率1位通過に横須賀クルーみんなの弟、山崎健太。身体的にも、その他にも、色々な意味で大人に成長し、兄貴達の声援(ヤジ)を背に受け堂々の滑りを魅せた。3位にはカーブ&レールを攻め続けた寺井健人。後、助川大作、井坂篤、奥野健也と常連が続いた。

午後の決勝は、流れるようなクリーンなルーティーンでムラサキスポーツの奥野健也が予選6位から順位を上げて3位入賞。2位にスピーディでパンチの効いた滑りでSCENEからエントリーの助川大作。そして優勝はやはりこの男。予選1位通過の小川アンドレ(TEAM GROOVE)。彼のレールさばきはチャンピオンシップでも充分通用するレベルに達して、観戦していたプロ連中からも ヤバイ! と歓声が上がっておりました。





第2戦からの連勝で関東サーキットの年間チャンプも手にしたわけで、11月に三重県のB7で行われる全日本アマもこの調子で飛ばし、昨年の瀬尻稜に続き関東勢の2連覇といこうぜ!!


優勝の小川アンドレ


左から3位の奥野、優勝の小川、2位の助川、チーフジャッジの西川さん








今年は、どうしても天気の話から始まってしまうが、それほど、雨の降らない日曜日が少ないのだ。スケーターにとっては恨めしい限りである。
しかし、関東サーキット2戦目にあたる、川口大会(7月9日)は、朝10時くらいまで雨が残ったものの、競技開始の11時には、すっかり路面も乾き天気予報に反して日中の雨は無かった。
やはり、普段の行ないが良いと願いが通じるものですね。予報では雨となっていたため、事前エントリー者に欠席が目立ったが、気合いの入った35名の選手が集まってくれました。

競技の方はというと、今回の川口のパークは、前回の鵠沼とは正反対でアールがほとんど無くバンク、レッジ、レールとリアルストリートに近い設計で、大技より巧みなボードコントロールが要求される。
そんな中、予選をトップ通過したのは、実力者、TEAMGROOVEの小川アンドレ。2位には、アールの少ないコースで、意外だったがCORESTAGEの阿部涼太。同点2位にムラサキスポーツ厚木店からエントリーの吉田健とつづいた。

続く決勝は、予選の勢いのまま、小川アンドレが優勝。ルーティーン最後に魅せた丸レールでのK-グラインドは圧巻でした。予選2位の阿部涼太は、ミスが目立ち4位に沈んだ。スピードと勢いは素晴らしいものを持っているので、これからも順位に囚われず、ガンガン攻めて行こう!
変わって2位に食い込んだのは、予選4位通過の、池田幸太。彼のバネとスケートセンスは、アマチュアレベルを超えていて、間違いなく次の世代を担うスケーターの一人となるでしょう。要チェック人物です。



3位には常連、宮崎聖がくい込んだ。彼もオールマイティにトリックをこなし、ホントに巧いんだけど、なかなかトップにたどり着けない。
4位には、先に述べた阿部、5位に岐阜県PILEDRIVERからエントリーの坂下啓介。彼は今回の奨励賞を獲得。(ボゥル前バンクについてるジャンプランプからのオーリーバックサイドグラブで、ボゥルのプラットホームまでのトランスファーをメイク)





以下、予選同率2位の吉田が6位と続いた。
今回もティーエイジャーの活躍が目立ったように思う。全国各地には、センスのある選手がマダマダ居ると思うので、是非このような機会に
エントリーをしてアピールして欲しいところです。井の中の蛙にならないようにね。








秋天候のため、1週間遅れで開催された、関東サーキット開幕戦であるが。1週間待った甲斐があり、サイコーの晴天(たぶん日曜日に雨が降らなかったのは1ヶ月ぶり)に恵まれ、朝から駐車場が満車となてしまたほどの、選手、ギャラリーが集まってくれました。

今回、朝っぱらから、チャレンジカップと称して、小学生以下と女子のミニランプコンテストが開催されました。
パークオープン前の8時半から、入り口にてエントリーを行い、パークオープンと同時に元気なチビッコたちが、フィールドに飛び出して、我先にと練習を開始する様は、微笑ましくも、闘争心むき出しの子供たちに末恐ろしさも感じました。

競技の方は、低学年(小学3年生以下)の部と、高学年の部にわかれ、先に低学年のキッズクラスからスタート。

チビッコだからって、なめてはいけませんよ。ほとんどの選手は、インターフェーキー、テールロック、50-50グラインダー等、基本的なトリックはマスターしていて、中にはディザスター、ブラントなど難易度の高いトリックを涼しい顔でメイクする子も居るんですから。
そんな中、頭一つリードし、優勝したのは、ムラサキスポーツからエントリーの春日美夢。若干8歳ながらスケートキャリアとコンテスト経験も豊富で一日の長を魅せつけた。

続いてジュニア(高学年)の部には、凄い子が育ってますよ。結果からいうと、TEAM GROOVEの飯野 紗弥香がダントツの力の差を見せつけブッチギリ優勝。以前から技の安定性に定評はありましたが、更にパワーアップしトリックのバリエーション、難易度は10歳の女の子とは思えません。圧巻だったのはキックフリップからのブラントをメイクしてしまいました。

そのままの勢いで、レディースクラスにもエントリーして、当然のように優勝。後、森崎 麻衣、小林 麻衣と常連が続いた。ジュニア、レディースに飯野を止める選手は、いるのか?


キッズクラス右から、春日美夢、高瀬海、腰高廉、田村歩夢


ジュニアクラス右から、飯野紗弥香、西川礼、春日来夢、末松大地


レディースクラス右から飯野紗弥香、森崎麻衣、小林麻衣、今野希実


飯野紗弥香/キックフリップ ブラント ノーズグラブフェイキーアウト





会場をミニランプから、ストリートコースに変えて、本日のメインイベント。
関東アマチュアサーキット第1戦へと、スケジュールが進んで行くわけですが、この鵠沼のコースは、Xゲームばりにセクションが大きく、
アマチュアクラスの選手はかなり手こずっていました。予選で気を吐いたのは、昨年ジュニアに出場していたCORE STAGEの阿部 涼太(12才)。細身のジーンズでハイスピードでセンス溢れるスケートスタイルでコースを走り回り、予選1位通過。同点で1位通過したのが、ムラサキスポーツの中村 亮介。決勝の結果は、中村が予選の調子そのまま、他を圧倒して優勝。阿部はミスが目立ち8位に沈んだ。2位以下は、宮崎 聖、大隅 正泰、斉藤 文平、柳沢 勇人、品田 和範と昨年の上位勢が、名を連ねた。
今年から、アマチュアサーキットにおいて、奨励賞という賞を設けていて、これはスケートボードに対する取り組みがすばらしい!とか、皆を感動させた選手に送られる賞で、毎大会、1〜3人程度選出される。(該当者無しの場合もあります)特典としては記念品の進呈と、年間ポイントが3ポイント加算される。予選で敗退してしまった選手も選考対象となるので、ミスを連発してしまっても、気落ちせず頑張ってみよう。


右から中村亮介、宮崎聖、大隅正泰、斉藤文平


優勝者 中村 亮介 K-Grind


今回の奨励賞は、優勝者でもある中村亮介に送られた。上写真のKグラインドをはじめ、50-50等はキッチリ メイクし惜しくもメイクは成らなかったが、トランスファーノーズブラントなど、アマチュアのレベルを超えた、トリックに果敢にトライした姿勢が評価されました。彼は今年の台風の目になりそうですね。