2007東北アマ地区サーキット結果



9月9日(日)に東北サーキットの締めくくりとなる最終戦“東北アマチュアサーキット第3戦”が
秋田県鹿角市にある鹿角市総合運動公園にて行われました。
時期外れの台風9号が猛威を震い日本を直撃し、開催が危ぶまれましたが当日は朝から快晴!
絶好のコンディションの中で行われました!
こちらの会場は前回の米沢大会同様にajsa大会初上陸!広大な総合公園内に作られた比較的
新しいパークです。きれいに敷きつめられたコンクリートのフラットにはバンクtoバンク、
フラットバンク、クォーター、2面ヒップが設けられ、更にスクェアボールにつながるように
バンクとクォーターがあり、充実したセクション、色んなラインが組める申し分のないパークです!
目玉はスクェアボウル!
ロール・インからそのまま飛び抜けてバンクへ着地しそのままフルスピードでメインコースへ入る
ルーティーン等は見ていてとても気持ち良さそうでした!
大会のエントリーは29名と少ないながらも、岩手、山形、宮城、新潟、東京からのエントリーがあり、
中身の濃い大会になるのでは?!と期待に胸を膨らませ予選スタート!



まずはブッチギリで予選を1位で通過したのは“ピチパン王子”こと、阿部涼太!
初めてのパークにも関わらず、飛ぶ!回す!流す!あっという間にコースに柔軟に対応しておりました。
2位通過は境澤実知也。ハイスピードで駆け抜けるスタイルはいぶし銀の滑りになってきてますね!
3位は同点で岩手の山口兄弟!大会常連顔でさすがに大会慣れしており、繰り出す技も渋い!
以下、藤代洋一、太田博、末谷惣一など上位16名が予選通過!
暑さもあってか、自分の滑りが出来ないでしまった選手もいましたが、各選手とても良い滑りで
ジャッジを悩ませておりました!

そして暑い日差しと熱いギャラリーの視線が注がれる中、決勝のスタート。
やはり予選を勝ち上がってきた16名の選手達、かなりハイレベルな戦いとなりました!
予選では見せなかった隠し技を繰り出す選手もいれば、大技で勝負を仕掛けてくる選手等々…。
そんな中、注目はティーンエイジャーの活躍!
松木愛瑠は10歳、太田博、12歳、阿部涼太は14歳と普段は教科書持って学校に通う子供達が、
今日はデッキに持ち変えて暴れ回っておりました!

そして、結果は…。
見事3位に入ったのは若干10歳の松木愛瑠!
ボウルへロール・インしてからバンクへB/Sグラブで飛び出し、そのまま2面ヒップでB/Sオーリートランスファー。
流れのままクォーターではテールブラント・ノーズグラブフェイキーアウトをメイク!
圧巻はクォーターでF/Sオーリー・インディーグラブ。軽く「ククンッ」と引き付けているのか、スタイルが出てました!
目指せノーズボーン!


松木愛留 オーリーバックサイドグラブ

準優勝は山口和行!とにかく滑りが渋い!玄人好みの技を連発!ハイスピードでセクションに突っ込むスタイル、
いいですねー!オーリー・インディグラブやフットプラント、アイスプラントやボンレスなどを連発し見事に準優勝!
久々のAJSA参加ではあったが衰えておらず、更にパワーアップした様子でした!


山口和行 フロントサイドボンレス

そして、今大会の覇者は…阿部涼太!
クリーンなオーリーから2面ヒップで高さのあるB/Sオーリー・トランスファー、そのままレールへF/S5-0グラインド。
バンクtoバンクではピタピタのキックフリップ、バンクtoバンク脇のレッジへダイレクトにF/S50-50を掛けたりと大暴れ。
見事優勝に輝いた!前々回の横手大会に続き、今年2つ目の優勝です! もう、大人の滑りですね!


阿部涼太 キックフリップ



今回の鹿角大会で今年度の東北アマチュアサーキットは終了となりましたが、ここから全日本アマチュア選手権でも
活躍できる選手がたくさん居る事を確認できた2007年となった気が致します。
更に今年は天気に恵まれ順調に大会を行う事が出来ました!
また、各地での大会でのゴミの量も激減。我々の目指すクリーンキャンペーンも成功であったと感じました。
ギャラリー、選手の皆さん本当にありがとうございます!
また来年も東北のスケートシーンを盛り上げるべく、また、日本のスケートシーン活性化を目指し、我々スタッフも
精進してまいりますので宜しくお願いします! ではまた来年お会いしましょう!KEEP ON SKATE!


左から2位の山口和行、優勝の阿部涼太、3位の松木愛留







8月12日(日)に2007AJSA東北アマチュアサーキット第二戦が山形県米沢市『アクションパーク米沢』にて
開催されました。

今大会こちらの会場はAJSA初上陸!昨冬に出来たばかりのパークで米沢市・地元スケーター・ショップが
三位一体となって創り上げたアットホーム且つ皆で楽しめるパーク、アクションパーク米沢管理委員会が中心
となって運営&管理を行なっている全天候型の室内パークです。

特に雪の多いエリアのため地元スケーターには大変嬉しい事であり、アツい魂のこもったパークで開催となり
ました。アツいと言えば、気温も滑りも選手層も、暑い!熱い!厚い!この日の天候は快晴で午前中から30度
オーバーの中、地元山形スケーターをはじめ『仙台』『福島』『岩手』『新潟』『群馬』『栃木』などからも、
さらに『キッズ』『ガールズ』も含めた40名のエントリーがありました(何と第一戦に続き100%の参加率)。



私自身、個人的に遊びに来てからの二度目の登場だったのですが到着してビックリしたのがセクションの増設
&改造が施されていた事!気持ち良さげな高め(2M位)のクォーターが出来上がってたり、エクステンション
付きフラットバンクがクォーター付(?)フラットバンクに変化しているじゃありませんか!?
この努力には本当に感心します!地元スケーター・管理委員会の皆様・金子さん流石です!

厳しい暑さの中、いよいよ予選スタート。

コースは比較的ベーシックではあるが、独特のバンク角度や名物のウッド製のオープンボール等に『スピード調節』
『ライン取り』などに戸惑う選手もいましたが個々に自分の滑りを発揮した選手が勝ち上がる結果となりました。
予選は、ムラサキ仙台からエントリーの阿部涼太が持ち味であるスピードと流れのあるルーティーンで堂々の予選
一位通過。二位で通過したのがジョックスからエントリーの末谷惣一、高い安定したオーリーが武器の彼はポーリー
等を含む殆どのセクションを使いこなしトリックを連発。三位通過はファンボックスからエントリーの鈴木景太。
四位にジョックス矢萩拓馬、五位に同じくジョックス井上浩二がつけ、計16名が決勝進出となった。
決勝まで力を温存しリラックスモードで滑る選手。
大きいトリックに集中し一発にかけてくる選手。様々で非常に面白い予選でした。

そして、いよいよ決勝!

やはり決勝となると、ほど良い緊張感があり本気モード全開!予選では見せなかった滑りを出してくる選手や
予選以上のハイスピードで攻める選手など、会場は体感温度と共にヒートアップ!?
そして見事に優勝を果たしたのは…?

ムラサキ新潟からエントリーの米山漱選手!なんと年齢11歳!フラットから上部がクォーターになるクセの
あるセクションでのB/Sテールブラントtoノーズグラブアウト、クォーターではF/S360インディーグラブなど
小さい体ながら、デカいトリックを連発し『ジャッジ』『ギャラリー』を釘付けにし見事に優勝!
前回の横手大会でも六位入賞を果たしておりメキメキと力を付けてきている今後が非常に楽しみな選手です!


米山漱 ブラントノーズグラブ バックサイドアウト

惜しくも準優勝に泣いたのは、地元米沢のハイスピードスケーターの寒河江洋介!とにかく早い!速い!
そんなスピードで突っ込んじゃうわけ?!と、心配するジャッジやギャラリーを後目にF/SクレイルやF/S180
などバッチリ決めた!


寒河江洋介 リーンtoテール

三位には末谷惣一が、各セクションで完成度の高い360フリップ、B/Sキックフリップ、鬼高いオーリーなどで
会場を沸かせた!


末谷惣一 360キックフリップ

四位入賞は阿部涼太。レールでF/Sボードスライド、50グラインドなどを決めるも、多少のミスが目立ち二連覇は成らず。
五位に斉藤研人、六位は同点で伊藤拓也と渡辺宗史。と終わってみれば、地元山形勢や小学生スケーターの活躍が見られた
大会となりました。次世代スケーター恐るべし!!


上位8位入賞の皆さん、記念にパチリ!

また、大会会場には屋台(?)などをの出店もあり、先にも述べた通りセクション増設やギャラリーの数など
地元の皆の活動がパークやイベントを支えていることが伝わる暖かい素晴らしい大会になったと感じました。
本当にありがとうございました!


左から2位の寒河江、優勝の米山、3位の末谷選手。おめでとうございます!

第三戦も初上陸の鹿角で開催です。どんな大会になるか、どんな滑りを見せてくれるかと今から楽しみです!
では、また!











2007東北サーキットがいよいよスタート!
開幕戦となる今大会は横手市赤坂総合公園スケートパークにて開催されました。予報では曇りのち雨でし
たが、当日は多少の風があるものの、奇跡的に天候に恵まれ良いコンディションで大会スタート。
総勢35名のエントリーでした。
東北勢はもちろん新潟や関東からのエントリーもあり、開幕戦にふさわしい大会となりました。
コース自体はシンプルな作りとなっており、各選手は自分の滑りに合ったルーティーンで果敢に攻めてい
ました。
大会常連顔から初参加の選手まで緊張の中、予選スタート。Rが少ないパークであったためか、各選手は
バンクtoバンクやフラットバンク、レール、レッジなどストリートセクションを多く使っておりました。

予選結果はセクションをフルに使いハイスピードなルーティーンで滑りきった阿部涼太が1位通過。2位
には佐藤和雅が、3位に藤代洋一、4位に藤原英宗が つけ、16名が決勝進出。予選通過者の中にキッズが
3名がくい込むなど次世代の選手の活躍が見られ将来が楽しみです!

決勝は予選をしのぐ、かなりハイレベルな熱い戦いとなりました。

3位は東京からエントリーの藤代洋一!レールでのKグラインドやレッジでのF/S5-0、F/S 50-50、B/S
ノーズスライドなどを決めた。


藤代洋一 Kグラインド

2位には井上浩二!持ち味であるノーリーを十分に生かしフラットバンクでのノーリーB/Sキックフリップ、
レールでのノーリーB/Sリップスライドなどを決めた。彼の高いノーリーは印象的でした。


井上浩二 レールスライド

この開幕戦を制したのは阿部涼太! バンクtoバンクでのクリーンなオーリーテールバッシュやキック
フリップ、クォーターでF/SテールスライドやF/S 50フェイキーアウトなどラインを切らす事なく滑り
切り、唯一200pオーバーを叩き出して見事優勝!


阿部涼太 キックフリップ



今大会は若干、エントリーが少なかったものの、中身の非常に濃い、良い大会となり、選手もスタッフも
大満足の一日となりました!
第2戦も楽しみです!選手、ギャラリーの皆さんありがとうございました!
スタッフの皆さんお疲れ様でした!