2007AJSA CAMPIONSHIPS 開幕戦 ワールドカップへのキップは誰の手に?

土曜日の予選、天候良し風もなく若干暑いがなかなかのスケート日和。
今年のチャンピオンシップスは、エントリー費無料、おまけに、海外試合への代表選手選考会も兼ねて
いるということで、54名もの選手がエントリー。

結果は、シード権を有する昨年のトップランカーに混ざり、中部地区の野田星二、村松真伍らが、リア
ルストリートを意識させる滑りで決勝へ駒を進めたほか、東北の阿部涼太も得意のハイスピードルーテ
ィーンで10位、等々若手の活躍が目立った、昨年のアマチュア・チャンピオンである小川アンドレは
15位タイで滑り込み決勝進出を決めた。
上位陣では、1位通過、白江正義、2位、瀬尻稜、3位に才哲治と順当にシード選手が名を連ねる結果
となる。立本和樹は練習中の負傷により、予選をキャンセルし怪我の回復を願うが、病院での診察の結
果、左膝の靱帯断裂と残念ながら翌日の決勝で滑ることは不可能となってしまった。



一夜明けて決勝戦には、昨日の予選通過者16名と、諸事情にて予選をキャンセルしていた馬目陽太(
シード権保持者)を加えた17名により7月にチェコの首都プラハで行われるワールドカップ出場権を
かけた、熱い戦いがスタート。

そして今年度開幕戦の覇者、日本代表のシートをゲットしたのは新技「ビート板エアー」で会場を沸か
せた才哲治(ムラサキスポーツ)。いつものように完璧と言えるパークライディングに加え、オリジナ
ルトリックは面白凄い。


才哲治 ビート板エアー

準優勝にはソニックよりエントリーの大竹宏二。予選14位からのジャンプアップ。レールなどを得意
としストリート色の強い彼だが、アールも上手くこなしつつ、レールやカーブでスタイリッシュなライ
ディングを披露。バネ、センスもあり、今後注目したい選手です。


大竹 5-0グラインド

3位には小さな巨人、瀬尻稜。今年は「子供「ーハスといった感じで、ダイナミックな飛びと、繊細な
廻し、そして観客に魅せるルーティーンワーク。まだまだ育ち盛りですが10才にしてココまで来ると
躰が成長した頃には何処まで行くのでしょうか?楽しみですね。


瀬尻 フロントサイドフィンガーフリップ

4位、久しぶりのB7軍団から岡洋佑。優勝経験者である彼の滑りは、また進化しているようで、決勝
前の練習中に見せたバンクtoバンクでの「ぶっ飛び360キックフリップトランスファー」は真似できる
選手が居ないんじゃないかな。たまたま目の前で見ていたギャラリー達から、驚きというか、どよめき
のような歓声が上がっていました。

5位には武石レオ。スイッチスタンスでもスイスイとトリックを重ねて行くので解らない人も居るかも
しれませんが、彼は本来レギュラースタンスですよ。チョット気をつけて見ていると彼のやっている事
の凄さを再確認できるを思います。

6位に村松真伍、7位に謝花明徳、8位に野田星二、9位に阿部涼太と若手アップカマーが続き、予選
トップ通過の白江正義はビッグトリックを狙うもメイクが取れず10位に沈んだ。

今回トップ10の中に、多数の若手選手がくい込む結果となり、9月の鵠沼大会も本当に楽しみになっ
てきました。鵠沼スケートパークも只今リニューアル中で8月には、おおよその形が完成します。
現在半分くらいは出来上がっていて、滑られる状況ですので、練習に行ってみてはいかがでしょう。
(もちろんアマチュア大会に出場予定の選手もね!)


左から2位の大竹、優勝の才、3位の瀬尻





写真はもっと増えていきます。いましばらくお待ち下さい。