AJSAバーチカル選手権・関東大会 / 鵠沼海浜公園スケートパーク

2008AJSAスケートフェスタin湘南、ほのぼのバートチャレンジクラスです。さ〜今年も始まりました。日本最大のスケートイベント、今年の開幕は、鵠沼海岸スケートパーク。
このパークには、国際規格のバートランプを始め、X-GAME級のストリートコース、大中小3個のミニランプや初心者コース。さらにはスラロームコースや、昨年秋にチクタクレースで盛り上がった、周回コースと、全てのスケーターが楽しめる国内最大級のスケートパークである。この湘南の地で二日間にわたり、4種目12クラスの、熱い戦いが繰り広げられました。

初日最初の競技は、バーティカル、チャレンジクラス。このチャレンジクラスとは、高さ13f(約4m)のバートランプを使い、技術を競うのはもちろんであるが、どれだけ自分に挑戦できたか、または、自分の実力を発揮できたか等も採点基準とし、単純に上手い選手が勝つというものではない。
今年のエントリーは14名。全員小学生というキッズクラスのようになった。バーティカルというと国内に本格的な施設が少ないため、多くが地元スケーターだったが、確実にバートスケーターが育ってきていると実感できたコンテストでありました。
多くのチビッコスケーターが、13fのリップから飛び出すんですよ!。3位に入賞した傳田郁もその一人で、小学2年生ながらアウトバーンの58mmのウィールを履き、バックサイドエアーtoスラムを繰り返した後、本番には見事にメイク!
2位入賞の堀米雄斗は今回2回目の出場で、前回同様エアートリックを連発し、最後にはフロントサイドロールインtoスラム。すばらしいチャレンジスピリットを見せてもらいました。
優勝は桑本透伍。フロントサイド、バックサイドともにリップから綺麗に飛び出し、その成長ぶりには驚かされました。このパークでは度々、小川元のバートスクールが開催されており、桑本も生徒の一人である。小川も生徒たちの自由奔放ぶりにカリカリする事も有ったが、結果が出てきました。これからもよろしく。


傳田郁


堀米雄斗


桑本透伍







続いて、スケートフェスタ初日のメインイベント、バート オープンクラス。こちらはハイレベル、ハイスピード、ギャラリーたちを魅了するライディングの数々、スケートボードの華と言っていいでしょう。

勝ったのは、もちろんこの男。世界の小川元!! 高さのあるエアートリックの連発、オリジナルリップトリック、流れるリーティーンワークは、まさに小川ダンシング。今回、佐野誠也のエントリーが無かったものの、余裕の勝利といったところ。このあとゴールデンウィークに中国で行なわれる、X−GAMESアジアに出場するのだが、この勢いで健闘を祈る。
2位に中尾淳一。スタイリッシュなフロントエアーから、高さのある回し技もメイク率が上がり、小川を脅かす存在になるのか?
3位入賞が平野瑛樹。スノーボードの世界で有名な、平野兄弟の長兄、安定したエアートリック、ロデオフリップ等等、スケートの世界でも頭角をだしてきた。和製ショーンホワイトとなり得るのか?
4位、米山漱。エアーの高さも上がり、ブラントノーズグラブバックサイドアウトを、鵠沼のバートで決めたのは、ビックリ。
5位に杉本瑛生。同日開催のパークスタイル予選を終えて、バート駆けつける大忙しの中、スタイリッシュなバックサイドJTエアーやボンレス等、個性あふれるライディング。
6位、芝田元。関西地区からのエントリー。遠征の疲れも見せず練習時間からガンガン攻め込む。エアーの高さ、精度もあがり、次の神戸大会では更に上位へ食い込んできそう。
7位、松井立。大人のライディングでギャラリーを魅了。
8位、後田武利。オーソドックスなスタイルで、エアーの高さもバッチリ。時折ハングして後ろのトラックを引っ掛けては、ギャラリーをヒヤッとさせていた。
9位、平野歩夢。小さい躯でクールなライディング。才能を感じます。これからが楽しみ。
10位に北浦孝治という結果。彼もオーソドックスなスタイルで攻めるが巧く技が繋がらなかった。
そんなこんなで、天候が心配されたスケートフェスタ初日は、大盛り上がりのうちに終了。皆様、お疲れさまでした&有り難うございました。


平野瑛樹


中尾淳一


小川ダンシング元