2008東北アマチュア地区サーキット結果



来たる、9月7日の日曜日に 東北アマチュアサーキット第3戦が、秋田県横手市の赤坂総合運動公園で行われました。早いもので今回が最終戦となり 今期の締めくくりとなる大事な大会となる為、気合い十分で備えていましたが、なんと天気予報は下り坂…。会場到着するも 既に降りだしており 路面はウェット状態…。
延期も検討していましたが、雨もあがり スタッフ、選手、ギャラリーの皆様の必死の水掃きによって何とかやれる状態まで来たので 開催を決定。

エントリーは24名(天候もあってか少なめではありましたが…) 秋田、山形、仙台、盛岡、遠くは愛知からのエントリーもあり 少ないながらも 熱い大会が予想されました。
こちらの会場は東北サーキットでは馴染みの会場で、バンクtoバンク、クォーター、フラットバンク、三面ヒップ、ロングカーブはコンクリート製で、それに加えマニュアル台やフラットレールなど、ストリート要素を多く取り入れたベーシックなセクションではありますが、逆にスピードやライン取り等、ごまかしのきかないパークって感じです。とは言え、参加選手は強者揃いで おかまいなしで滑っておりました。

今回、ジャッジを務めて頂いたのは、マリブ盛岡店より工藤さん、スタンプより村井さん、米沢のスケートシーン 兄貴的な存在の金子さん、東北のAJSAを引っ張ってきた菅野プロ、荻堂プロの5名。

そして、予選がスタート。
やはり、バンクtoバンクをメインに使う選手が多く、脇に付いたレッジとレールをガンガン攻めまくって、返しのバンクでフリップ、もう一度バンクtoバンクを経由して クォーターでグラインドやエアーといった流れを組む選手が多かったですねー。

















そんな中、予選6位で通過したのがアーリーウープからエントリーの中島悠。今期は全戦エントリーと積極的に参加しており、今回も気合い十分。高さのあるバンクtoバンクでのきれいなオーリー、十分なスピードでレッジをF/S50-50で登り、フラット部でオーリーアウトなど見せてくれました。

5位通過がマリブから鈴木秀哉。以前と比べスピードが増し、迫力ある滑りになっており レールでのB/Sボードスライド、クォーターではF/Sディザスター、ダウンレッジでのB/Sノーズスライド、F/S 5-0グラインド等々を繰り出した。

4位で通過したのがジョックスからエントリーの末谷惣一。彼はここ数年、東北大会は参加率100%の皆勤賞ものです!持ち味である 高いオーリーを武器にフラットバンクでのクリーンなF/Sオーリー、B/Sオーリーを連発!クォーターからバンクへのトランスファー等も見せ、安定した流れで滑り切った。

そして3位で通過したのが ジョックスからエントリーの村井海斗。前回の米沢大会から久々に大会へ復活してきており 今回もかなりいい滑りを見せてくれました。バンクtoバンクでの前足を差し込む スタイリッシュなオーリーからフラットバンクでB/S180、クォーターではF/Sオーリー、三面ヒップでは キックフリップtoフェイキーをピタピタキャッチ!本人も満足した滑りだったのではないでしょうか!

そして2位で通過したのがデスミックスからエントリーの松木愛瑠。第1戦、2戦共に優勝している実力派アップカマー!
3連覇達成を目指しガンガン攻めまくっておりました!バンクtoバンクでの軽〜いからフラットバンクへ突っ込みB/Sオーリートランスファー、その流れで3面ヒップでB/Sキックフリップ、クォーターではF/Sリーンtoテール、そしてオハコの高いF/S180インディーグラブ!見る度に高さが増してきてるような気がします!緊張か疲れなのか 多少、ミスがあり ご不満の様子でした。

そして堂々の予選1位通過はムラサキスポーツ仙台店からエントリーの“ピチパン王子”の阿部涼太!2007年の東北チャンピオンが貫禄の滑りを見せてくれました。

バンクtoバンクでのクリーンなオーリー・テールバッシュ、レッジでのB/S 5-0グラインド、レールでF/S リップスライドやF/S 5-0グラインドを連発!クォーターで5-0グラインドからのフェイキーアウトなど外さない滑りで他の選手を圧倒!惜しくもレールでのF/S テールブランドスライドのフェイキーアウト、バンクtoバンクでのキックフリップはメイク成らずも全てのセクションをハイスピードで滑りきりました。

午後の決勝も楽しみ!と思ったのも束の間、また雨が降りだしてしまいました。止む事を祈りながら しばし ウェイティング…。何とか待ってでも最後戦だけに やり遂げたい!って、気持ちも通じたのか 雨も止み、慌てて またもみんなで水掃き!テストランでも続行可能と判断し、決勝の練習スタート!

が、また雨が…。雨も本降りになってしまい決勝中止の決断…。
よって、予選の結果がリザルトとなりました。

優勝は196pを叩きだしたムラサキスポーツ仙台店からエントリーの阿部涼太!

準優勝は158pでデスミックスからエントリーの松木愛瑠!惜しくも3連覇達成は逃したが全戦でメダルゲット!

3位にはジョックスからエントリーの村井海斗!スケートを離れていた時期もあったようですが、見事な滑りでAJSA初メダルです!



残念ながら決断は行えませんでしたが、以上で今期の東北サーキット 全て終了となりました。
今期も選手、ショップ、スタッフ、ギャラリーの皆様には多大なる協力を頂き、終える事ができました。心より感謝申し上げると共に、来期もスタッフ一丸となってスケートシーンを盛り上げるべく頑張ってまいりますので、宜しくお願い致します。

また、数年に渡りMCを務めてくれた ユウヤが今年を持ちまして卒業となります(モー娘かっちゅうの!笑)。
お疲れ様でした!かなり場馴れしたし、スキルもアップしたし(カミカミなのは、俺と同じだけどね)。また、戻ってきて下さい!

最後になりますが、本当にありがとうございました!また、来年お会いしましょう!

keep on skate!

AJSA東北 佐藤章人


決勝1本目の途中で降雨、ウエイティング時間内に回復せず、
残念ですがAJSAルールにより予選成績が最終成績となりました。






 AJSA東北アマチュアサーキット第2戦が、昨年に引き続き 米沢市にあるアクションパーク
米沢で開催されました。こちらのパークはAJSAが開催される度にリニューアルが施され、
選手&スタッフも新鮮な気持ちで挑めるパークであります。クォーター、ヒップ、変形フラット
バンク、超タイトなクォーター等々、コンパクトながら 十分に楽しめる作りとなっており、
室内パークなので雨でも滑る事の出来るパークです。


アクションスポーツ米沢管理委員会代表、寒河江洋介氏による挨拶

 東北では珍しい木製ハーフボウルが目玉となっており、今回は更にコンクリートコーピングが
付いたクォーターがつけ加えられており びっくり!(大会で使用する選手は居ませんでしたが)
飽きさせないパークとなってます。

 梅雨時期という事もあり、室内パーク開催を設定するも、今年も快晴の中 大会が行われました。
室内であるため、かなりの暑さではありましたが、それ以上に“熱い”戦いが繰り広げられました。

 エントリーは。地元山形をはじめ 仙台 福島 岩手 加えて関東からのエントリーも多数あり41名。
最年少は なんと7歳!キッズのエントリーも年々増えてきており 更に 板にしっかり乗れてます!
次世代スケーター恐るべし!

 そんな中で予選スタート。コンパクトな作りの為、ライン取りやスピード調整に戸惑う選手も
多いんだろうなー?と思いきや、しっかりと順応しており 私の余計な心配でした(笑)。

 アーリーウープからエントリーの太田直人、太田寛人、中島悠がストリート要素を十分に取り
入れた滑りで予選通過。地元アクションパークのローカルも負けておらず、ハイスピード&
どでかいトリックで上野好孝、小林栄二、寒河江洋介が予選をパス。

 ジョックスから大会常連組の矢萩拓馬、末谷惣一が、シュレダーのJED DAVISはスイッチも
取り入れ、全てのセクションを難なくこなし予選通過。

 目立ったのがキッズ達の活躍!
mo3 storeの石丸ケイスケ、トリックスターの根岸隼都、ムラサキ茅ヶ崎 西川礼、ムラサキ八王子
岸 海、ムラサキ新潟万代 米山 しゅう。

とにかく飛ぶ!回す!擦る!といった 大人顔負けの滑りで予選をパス。

予選を3位で通過したのは末谷惣一。バネのある高いオーリーを武器にキックフリップ、360キック、
F/Sオーリーを連発。

2位通過がデスミックスからエントリーの松木愛瑠。前回の鹿角大会の優勝で 更に 気合いが
入ったようで、クォーターで高さのあるF/S180インディーグラブで飛び、B/S5-0グラインド
toフェイキーで擦り、バンクではクリーンなフリップを決めた!

堂々の予選1位通過がアドバンスマーケティングからエントリーの西川誠。
完全に大人の滑りです!スピード、スタイル、トリック、メイク率、申し分ない滑りです!
どデかいクォーターでノーズブラント、スタイリッシュなB/Sクレイル等々、格好いいっす!

激戦の中、見事に予選を勝ち抜いた16名が午後からの決勝へ挑んでいきます。


斎藤光裕…フェィキーインワードヒール


上野好孝…B/SオーリーB/Sグラブ


JED DAIVS…アクセルストール



いよいよ決勝スタート! 予選を勝ち抜いてきた選手達だけあって決勝では更にヒートアップ!
大きなトリックを狙ってくる選手や完璧なまでのルーティングで攻めまくる選手など様々。
中でも圧巻だったのが、アクションパーク米沢からの小林、上野、寒河江の3選手!
決勝ランでは疲れもあった為か、思うように振るわなかったが タイムアップ後、上野選手が
クォーターのプラットホームにカーブボックスを縦置きし ノーズブラントのインディーグラブで
ドロップ!

負けじと小林選手もカーブボックスから ボンレス イン! 3発目にメイク!ヤバい!

寒河江選手はハイスピードでクォーターへ突っ込みカーブボックスへ直掛け狙い!
これらのアタックには会場全体が大興奮!何か やらかすとは思っていたが、ここまでやるとは…。
恐るべしローカルパワー (笑)。
他の選手達も触発されるように攻めまくり、ハイレベルな決勝となりました。

そして 表彰式。
3位に入ったのがムラサキ八王子からエントリーの岸 海選手!最年少ながら見事に銅メダル。
とにかく安定した滑りと技数の多さが光りました。

2位にはアーリーウープからエントリーの中島 悠選手。ストリートに定評のある選手だが
アールの使い方も非常に上手で、クォーターで高さのあるオーリーtoフェイキー、飛び抜け
バンクでの360キック ピタピタキャッチ、スイッチも組み込み 安定した滑りで準優勝!
鹿角大会から一気に順位を上げてきており、悠君!第3戦も期待してますよ!

そして見事優勝を決めたのは…。

松木愛瑠選手!!鹿角大会に続き2連覇達成!パークの全てのセクションをフルに使い、
クォーターではぶっ飛びF/S 180インディー、リーンtoテール、5-0グラインド フェイキーアウト、
バンクでフェイキーフリップ等々、繰り出すトリックを完璧にメイク!
ノーミスで滑りきり 優勝を決めた。やったね!愛瑠!3連覇 目指しちゃう?

今大会は選手、ギャラリー、スタッフの熱さに加えて気温も暑かったせいか、音響がぶっ飛び、
一時中断というトラブルもありましたが、何とか無事に終える事が出来ました。これも皆さんの
お力添えがあったからこそ 成功させる事が出来ました。本当にありがとうございました。
感謝致します!

さっ、次回はいよいよ最終戦 横手大会です!東北サーキット集大成となる大事な大会です!
我々スタッフも一丸となり 取り組んで参りますので 選手&ギャラリーの皆さんの参加をお待ち
しております!
では、次回 お会いいたしましょう!

最後に朝方までかかりコース設置、セクション製作、準備などに力を注いでくれたアクション
パーク米沢のローカルの皆様。全ての関係者の皆様、リスペクト!!
AJSA東北 佐藤でした!


西川誠…F/Sノーズブラント


岸海…B/Sテールスライド


中島悠…B/SKグラインド


松木愛瑠…B/Sオーリートランスファー


上位3名…左から優勝 松木愛瑠 3位 岸海 2位中島悠







今年も いよいよ始まりました AJSAアマチュアサーキット東北大会!
今年の開幕戦は秋田県鹿角市にある鹿角市総合運動公園スケートパークで行われました。こちらのパークは昨年も開催されたパークであり、パークセクション、ロケーション、アクセス(南東北からはちょっと遠いけど…)非常に良く、選手&スタッフから好評であり 開幕戦にはもってこい!って感じのパークでの開催。当日の天候は5月では珍しく 少し肌寒い天候ではありましたが ガンガン滑りまくる選手達には気持ちのいい気候ではなかったでしょうか。

今大会のエントリー数は24名と少なめではありましたが、遠くは新潟から仙台、山形、岩手、地元秋田からの参戦で最年少10歳のエントリーもありました。幅広い年代層で楽しめるスケートっていいな!と、改めて実感しました。

セクションはクォーター、フラットバンク、バンクtoバンク、ヒップ、ボウル等充実しており全セクションをフルに使うと1分で足りるかなー?と思う位 広大な敷地でしたが、各選手達は思いのルーティーンで流しまくってました。体が十分に温まった頃に予選がスタート。

ボウルから勢い良く飛び出しハイスピードで駆け抜ける選手や果敢にバンクtoバンクに設置されているレールやレッジに挑む選手など 年々レベルが上がってきている?!と 思わせる予選でした。
そんな中、予選を唯一、200オーバーで1位通過したのは最年少の松木愛瑠。飛ぶ、回す、擦るといった三拍子に加え、スピードも以前にも増してきておりブッチギリ通過。
2位で抜けたのは新潟からエントリーの古田将人。ガッチリとハメ込んだダウンレールでB/Sフィーブルが印象的でした。
以下、スタイリッシュなノーリーで定評のある太田寛人、大会常連顔の貫禄ある滑りの末谷惣一、山口智行太田雅人等々、16名が決勝進出を決めた。


そして、天候も微妙な曇り空になった為 決勝スタート時間を少々早めての決勝!
一本目からガンガン攻めまくる選手や自分の決めたルーティーンで攻める選手、かなり熱い闘いとなり 選手はもちろん、ギャラリーもスタッフも 軽く過熱気味?!
見事8位入賞を果たしたのは、中島悠。彼はストリートの印象が強いがパークを滑らせても上手く8位。
7位には太田雅人。フラットトリック、カーブボックスは流石、はずしません。
6位に芋田悟、5位に山口智行が入賞。大会常連顔の彼等はセクションの使い方、繰り出すトリック、メイク率など申し分ない滑りでした。恐るべし岩手勢!
4位は新潟からエントリーの古田将人。練習 予選と安定した滑りでしたが、多少疲れが出たのか フィーブルがハマらず 惜しくもメダルは逃したが 迫力ある滑りでしたよ!

堂々の3位には末谷惣一。大会慣れ、パーク慣れしており バンクtoバンクでのハイオーリーからクォータでF/Sオーリートランスファー、レールも外す事なくB/Sボードスライドをメイクし、見事に銅メダルゲット!本人曰く「銀メダルだけ持ってないんですよねー」との事。次の大会は銀メダル狙いでいく?いやいや、金を狙いましょう(笑)
2位入賞が太田寛人!いい滑りですねー。パークスタイルというと どうしても大きな技が目に付きますが、難易度の高いノーリースタンスからのトリックは目を見張るものがあります!ノーリーヒールやフラットレールやカーブボックスへのノーリーからのエントリー、ストリート要素をふんだんに取り込み 見事 準優勝!
そして、今大会の優勝は…松木愛瑠!最年少ながらの金メダルゲット!!昨年あたりから積極的に大会に参加しメキメキと力を付けてきている選手!予選同様、200オーバーを叩き出しての優勝は圧巻!ボウルへロールインし そのままフラットバンクまでトランスファー、 ハイスピードなままヒップへ突っ込みB/Sオーリー、バンクtoバンクに付いたレールでのB/Sボードスライド、レッジでの50-50もメイク!クォーターでのF/S180インディーグラブは大人顔負けの高さとスタイルを出してました!全セクションをノーミスで滑りきり 見事に優勝!!
本人もかなり喜んでいた様子!やったね 愛瑠!

そして 表彰式に移り 終えた所での雨降り…。何とか無事に開幕戦を終える事が出来ました!
今大会はギャラリーも多く、鹿角市の担当者様、新聞社の方々、地元情報誌の方々など いらして頂き 地元の活性化に繋がる大会であったように思えました。本当にありがとうございました!また、選手の方々やギャラリーの皆様の協力もあり、ゴミも無く クリーンな大会となった事に対して、感謝致します!ご協力ありがとうございました!
2008年の東北大会はスタッフもジャッジも“新しい風”を吹き込ませて 進めて参ります。至らない所も多々、あるかとは思いますが頑張っていくので 今後ともご協力の程 宜しくお願い致します!
次回は米沢大会です。室内なので雨でも問題無し!更にセクションがパワーアップとの情報もあり?!

また お会い致しましょう!






3位 末谷惣一 バックサイドKグラインド



2位 太田寛人 ノーリーバックサイドボードスライド



1位 松木愛瑠 フロントサイド180インディグラブ


(左2位 太田寛人 1位松木愛瑠 右3位 末谷惣一)