2013九州沖縄アマチュア地区サーキット結果


大会会場は初開催となる佐賀県は武雄市 白岩運動公園内のSKATE PARKここはローカルスケーターたちが市を協議をし運営をしているDIYパーク。是非ともAJSAを開催してほしいという嬉しい要望で今回開催の運びとなった。

そんなパークの全体像はこちら。

受付はムラサキスポーツの尾田さん、今村さん。
尾田さんは9月でムラサキスポーツを退社し、新しい道へ。
3年間、AJSAスタッフとして協力頂きありがとうございました。

そして今回の開催に最も協力してくれた橋本純平氏が本日のMCを務めてくれることに!

ジャッジは左から

左から田中プロ、武石プロ、武石プロ、前田プロ、吉川プロ、オーガナイザーの私。九州サーキットのジャッジは全員現役プロっていうのがとてもリアルなジャッジができてよい。

開会式も早々、15分間の練習を挟み予選スタート
前日までの雨の影響もありエントリーは22名と少なめだが、この参加人数も九州の現状。
しかし今回は福岡のストリートスケーターたちが珍しく参加し期待を膨らませてくれた。

雨を吸収したコンバネの弾きが悪いせいもあり、練習中から苦戦をしているライダーの様子がかいま見れたが、予選もやはりその通り。通例なら決勝進出ラインは90点前後だが、今回は予選7位の選手から90点台とジャッジ泣かせの予選であった。結果、1位は福岡の永松、2位は熊本のスーパーキッズ米野、3位は福岡の平島と続いた。



天気も完全に回復し、むしろ夏日を思い出させる日差しの下、予選上位16名で決勝が行われた。予選から変わらぬ暑さと湿度。セクションも少しずつ乾き、ライダーもセクションに慣れて来たのでハイレベルな決勝を期待しつつスタートするも、なかなかメイクが重ねれず苦戦する選手たち。

しかし、とはいえ入賞するラインになってくると少しずつレベルがあがってくる。

8位 野中敏郎


地元勢唯一の入賞者。軽いスタイルから繰り出すトリックで127ポイントで、地元開催の意地を見せてくれた。

7位 相原ヨシカズ


2戦目終了時点で九州サーキット総合1位。毎度の事ながらスキルの高さは見せるものの、メイクをしなくては点数はのびない。156ポイントで7位という結果に終わった。果たして7位撃沈の3戦目の結果はどう総合順位に結びつくのか。

6位 米野舜士


熊本在住のスーパーキッズ。実力を着々と身につけているが、今回は技の高さやバンクの幅など、パークがやや舜士には不利であったように思える。メイク数はNo1であったが、1つ1つのトリックの点数がまだまだのびずこの結果。ただ、後は体が成長し、トリックの完成度があがればメイク数ではダントツなので毎度上位入賞が期待できる。


5位 池田怜士


IFOのフローライダーだけあり、練習中はハイスキルな滑りを見せていたが、本番になかなか弱い様子。基本的なトリックで攻め無難に仕上がり、161ポイントで5位。練習中にメイクしていたようなスイッチビッグスピンなどがコンテスト中で決まって来るようになると大きく順位があがってくるだろう。


4位 山田哲也


今回の参加者の中で期待度No1。ストリートスケートの実力は申し分なく、パークの攻め方も気になるところ。しかしやはりそこは不慣れのためか、プッシュの時間が一番多かったように見えた。1つ1つのトリックの完成度、メイク率は文句無しだが、トリック数がわずか4つ5つでさすがに4位どまり。リップスライド途中抜けからのクイックでのB/S180アウトのラインは惚れ惚れするものであった。

3位 平島聖士


久々のAJSA参戦。そしていきなり上位入賞。独創的なトリックとパーク全体を使いこなし、リズムがよかった。大技こそなかったものの安定した日頃のスキルを十分に見せてくれ期待とおりの上位入賞。おめでとう!

残るライダーは小川と永松。
小川は優勝すれば2連勝、永松は初のゴールドメダル。
さぁどちらか。

優勝は!!


小川雄太!!

見事2連勝を獲得。

しかし優勝は逃したものの、2位の永松もとてもよいライディングであった。正直ジャッジの中でも優勝は永松と判断したジャッジもいたくらい接戦であった。得意の360キックフリップを中心に1つ1つの技の高さと勢いが非常によい。3位と大きく点差を離して見事準優勝に輝いた。



そして1位は見事2連勝を飾った小川。今回は予選できれの無い滑りであったため、まさかの予選落ちかと思われたが、そこから大逆転。小川も得意の360キックフリップを武器にバネのある動きとコンスタントに技をメイクし2連勝。この2連勝により総合順位もどのようになるか非常に接戦の様子を伺わせてくれる、まさに最終戦に相応しい形で会った気がする。2連勝、おめでとう!!



今回のメダリスト3名


そして入賞者8名


さて、これで2013年のAJSAも終了。総合順位はどのようになるでしょうか?

上位16名は是非とも全日本アマチュア選手権に出場し、スキルを確かめてきてもらいたい。全国を見て来ている僕の意見ではあるが、九州のこのレベルではおそらく全国では通用しないのではないだろうか。少なくとも、今ジャッジをしている5名がアマチュアだった時に比べ、全日本のコンテストシーンのレベルはアップし、一方九州のコンテストシーンのレベルは下がっている。

果たしてこれで全国に通用するのだろうか?
百聞は一見に如かず。百見は一験に如かず。

是非、自分で感じて来てほしい。

オーガナイザー:清水、吉川
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AJSA 九州サーキット 第2戦 !!

場所は大川市はSWITCH SKATE PARK

リニューアルしてセクションが変更したばかりでのAJSAとなりました。


受付はいつものようにムラサキスポーツのO.D.A氏と田中達也プロ。

写真の後ろ姿は今回のMC 前田 正義プロ。

ということで今回のジャッジ&MCを紹介。

左から藤武プロ、松原プロ、武石プロ、田中プロ、吉川プロ、MC前田プロ
という豪華布陣。


開会式も早々、15分間の練習を挟み予選スタート
エントリーは26名と少なめだが、長崎、鹿児島、大分、熊本、福岡、佐賀とバランスよく参戦。

夏の室内のコンテストは湿度と熱気でライダーの集中力、体力を大きく削る。

ニューセクションのせいもあってか、なかなか全体をうまく使って高得点を出すのが難しいように見受けられた。
そんな中、予選2位通過の小学生スケーター、米野が全体を使いながら最もバランスよくライディングしていた。
一方ルーティンこそ繋がらないものの、1つ1つの難易度が高くスキルの高さを感じさせた小川が1位通過。

3位は東京に移住し、夏休みを兼ねて帰福中の境 基州が相変わらずの淡々としたスケートぷりで余裕の予選通過。

以下4位以下池田、福間と続く。

さて、決勝にあがったのはいつも通り上位16名。
15位通過の中園は鹿児島勢、唯一の予選通過ながらも、負傷にて決勝を断念。
そのため、予選17位であった同じく鹿児島の田中が繰り上げ通過で決勝に進むというラッキーボーイとなった。

そんな16名でスタートした決勝。
予選から変わらぬ暑さと湿度。

ライダーの体力も十分削られ、予選に引き続きなかなかいいランが出ず、
16位〜11位まではノーメイク〜1、2トリックメイクなど、点数がのびない。

さらに今回はトリックが繋がらず点数がのびず、10位〜6位も大接戦。
しかしそこは1ポイントでも差がつけば入賞か否かの差がつく。

8位 草西 恭凡


今回はオールド系のトリックを封印し、スタンダードなトリックで勝負に来たか?と思わせるような滑り。
しかし、結果はなかなか点数がのびず120ポイントで8位。次回に期待。

7位 宮崎 健太


スイッチスケートパークライダーの宮崎。さすがホーム。という期待の滑りはあまり見られずも、アールのバックサイドオーリーのクオリティは十分でであった。125ポイントで7位。

6位 猿渡 健吾


今回唯一の30代での入賞。こちらもスイッチのライダーだけあり、安定感のある滑りではあったが、ラインがつながらず127ポイントで6位。
フラットバンクで見せたスイッチフリップの切れ味は半端じゃなかった。


5位 境 基州


東京在住中の境 基州。知名度も上昇しつつあるがこの日は体調不良もあり、動きの精彩を欠いた。得意のビッグスピンも決まらず、細かく点数を稼ぐも、周囲からの期待もあった反面、点数はのびず。

4位 松尾 栞汰


常にバランスの撮れた滑りで大会の上位ランカーの松尾。この日もパーク全体を使いつつバランスよくこなし惜しくも3位と1ポイント差で入賞を逃した。今後は難易度の高いトリックをラインに1つ2つ組み込んでいけるともっと点数がのびることだろう。次回に期待。

3位 相原 ヨシカズ


常に攻めの姿勢を欠かさないライダー。トリックチョイス、難易度、完成度、どれをとっても出場者の中では群を抜いている。ニュースイッチパークでもオリジナルスタイルは健在で、パークをうまく使いこなし、かつ難易度の高いトリックで攻める。ダウンレールでのF/S ブラントやフェイキーケーグラインドなどメイクに至らずも、その他のトリックに高さ、スタイル、完成度があり1つ1つが高得点。193ポイントで3位。

残るライダーは小川と米野。

一発一発の難易度を狙って行った小川か!!?
パーク全体を最もうまく使ってすばらしい滑りを見せた米野か!!?

今回優勝したのは・・・

小川雄太!!

歓喜の瞬間です。

優勝は逃したものの、2位の米野 舜士も素晴らしいライディングであった。
スノーボードもアドバンスマーケティングからサポートをうける二刀流の米野。この日一番パークをうまく使いこなし、最もバランスの撮れた滑りをしていたライダーであった。ダウンレールでF/Sボード、バンクtoバンクでヒール、ヒップでB/Sヒールなど、全て完璧にメイク。予選から最後まですばらしいライディングを見せた。体が成長し、技に高さが出てくればかなりいいライダーになるのではないだろうか。九州期待のキッズライダーである。


そして1位は福岡は田川市からエントリーの小川雄太。
米野ほどパークを使ったライディングでは無いが、1つ1つの技の難易度、高さが評価され米野を大きく上回った。
1戦目で予選落ちで悔しい思いをしたが今回は得意のスイッチパークで見事優勝。バンクtoバンクで360キック、バックサイドフリップ、レッジでのノーズブラントなどストリートで培ったスキルを十分に発揮した。ライディングが1つ1つ途切れてしまい流れとしては決して良いとは言えないが、トリックの難易度とメイク率が非常に良い。圧巻はラストの360キックフリップからの50-50。コンテスト中にこのトリックをメイクできたのは彼の日頃の練習の賜物だろう。27歳と遅咲きなライダーだが、鍛え上げたスキルで見事優勝をつかみ取った。おめでとう!!


また今回はAJSAのポイントとは関係無いが、予選で敗退した選手も最後の最後まで楽しめるために始めた
集計時間を使ってのプチコンテストをストリートリーグ式で開催。

ベストトリックは前田 正義プロのK to B/S リップスライドだったが、ルールがうまく伝わっておらず、
その後の点数の積み重ねに失敗。
コツコツトリックをメイクし続けた相原 ヨシカズが並みいるプロを抑え、優勝。
これがこのコンテストの面白さですね。

最後に上位3名、入賞者8名の写真で締めくくりです!


次回は9月8日 佐賀県は武雄市の白岩運動公園で初となるAJSAを開催。
楽しみにして下さい。

オーガナイザー:清水、吉川
ALL PHOTO BY DICEK









今年も始まりました。

AJSA 九州サーキット。

就任しまして3年目です。

今年は吉川 哲平氏の協力を頂き、二人で運営していくことになりました。

ということで今年の第一戦もここ!

長崎は小江パークで開催。

受付はムラサキスポーツのO.D.A氏と田中達也プロ。


MCは川崎 MEGANE氏改め若本 MEGANE氏。

ジャッジ陣はこちら。

左から吉川プロ、木佐貫、平尾、前田プロ、田中プロ

の5名です。

いずれもキャリアが豊富なジャッジ陣。

吉川プロの挨拶。

開会式も終わった早々、15分間の練習を挟み予選スタート

昨年まではオーリーやアール系を中心に回しがほぼ見られない九州サーキット予選であったが、今年は一転。

なかなかいい感じで飛び、アール、回しなどバランスが良くなりレベルアップの匂いを漂わせる予選でした。

決勝にあがったのは上位16名。

なんと最年少の宮崎からエントリーの溝手太陽くんが決勝進出。大人たち負けてられませんね。

それでは決勝。

予選はいい滑りをした選手が多かったのですが、決勝は2トライあるもあまりメイクが重ねられず、

16位〜9位までの選手は、ノーメイクから2、3メイクでジャッジがとても悩んでいる様子であった。

スキルを持ったライダーが多くいただけにしっかりメイクを重ねることがコンテストは大切。

8位から入賞者だが、今回は残念ながら入賞者もいい滑りをしたと感じるものは少なかった。

8位 米野舜士



普段は安定して外さないトリックも今日はなぜか決まらずも、最後のダウンレールのボードスライドで見事挽回!

7位 柴原聖哉



ストリート感溢れるスタイリッシュな滑りで攻めるも、こちらもトリックがなかなか決まらず。最後の50−50全流しでこちらも挽回!!

6位 宮崎健太



大会常連組でスキルも十分だが、この日は目の腫れのため片目でのライディング。それでもこの順位は立派。

見えないなりにオーリーを中心に点数を稼いだ。

5位 松尾栞汰



アール、飛び、回しとバランスよくこなす選手だが、この日はなかなか技が繋がらずも、リズムよく小刻みにメイクしバランスの良さを見せた。

4位 志田拓人



長崎ローカル。毎回小江の大会ではいい滑りを見せ、今年もなかなか安定したスタイリッシュな滑りを見せた。

得意のフロントフリップが決まっていれば3位入賞は間違いなかっただけにもったいない感じはありつつも、

狙っているのか狙っていないのか分からないあたりが拓人らしい滑りであった。

3位 草西恭凡



昨年度の九州サーキットチャンピオンだが、プロにあがらず今年も参戦。

さすがに予選から安定した滑りで3位につけ、体も一回り大きくなり、スキルも安定感も増しているように見えた。

回しのメイク率があがるともっといい結果になるだろう。

2位 フランシスコ・相原・ヨシカズ



トリックの難易度自体も大会中最も高く、爆発すればかなりの高得点が期待できる選手。

今回もレールでのトランスファーテールや、レッジでのテールブラントなど他のライダーとは一味違うレベルの滑りを見せてくれた。

しかし一発一発はでかかったがラインが繋がらなかったのが優勝にあと一歩届かなかったところだろう。

そして1位は!!


ギバちゃんこと萩原健二!!



飛び出しのビック360キックフリップ、H/C インターフェイキーの360アウト、ノーリーフロントフリップなど全てのバランスがよく

今回はダントツで文句無しの優勝。最年長で僕の同期のベテランライダー。なかなか優勝できず、ずっと欲しかったであろう優勝の2文字をついにゲット。

最後のインタビューでは、「若者どもよ、おっさんに負けてていいのか!?」といつも紳士なギバちゃんも今日だけは強気。

2戦目以降の彼の滑りがいろんな意味で気になります。笑

また今回は集計時の時間を使ってプロアマ合同のベストトリックコンテストを開催。

こちらはAJSAのポイントとは関係無いが、予選で敗退した選手も最後の最後まで楽しめるいい企画なのではないかと思う。

優勝は素晴らしい滑りを見せた田中達也プロ。

アマのベストトリック賞はヒップでノーリーレイトキックフリップを完璧にメイクした池田怜史が名誉挽回。

最後に上位3名、入賞者8名の写真で締めくくりです!



次回は7月14日 SWITCHスケートパークにて!

オーガナイザー:清水、吉川

ALL PHOTO BY DICEK