2015九州沖縄アマチュア地区サーキット結果




2015年 AJSA 九州サーキット 

第三戦 約5年ぶりの開催となった沖縄 謝花プロが管理人を務める「花水緑の大回廊公園SKATE PARK」で開催です。
天気も絶好のスケート日和で、才プロを始め沖縄のスタッフのメンツで大会開催です。

エントリーの様子。
今回のエントリーは、九州本土からの参加は無く、沖縄からのみのエントリーでなんと22名。
沖縄アツいです。


今回のMCを務めて頂くのは写真左
ラッキーさん。


ジャッジは左から
伊芸 三世プロ、謝花プロ、才プロ、私清水、基良氏。

開会式終了後、前半11名、後半11名に分かれて1ヒート、2ヒートで予選を開始。
参加年齢は10代が多く、ここ沖縄でも大会エントリーの低年齢化が進んでいました。
しかしまだまだ若い者には負けねーぞ。と30代のエントリーも数名。
そしてとても楽しんで滑ってる様子が印象的でした。



そんな中予選を通過した16名はこちら。

16位 野原 丈嗣
15位 Jojo Ship
14位 山口 竜歩
13位 興儀 欄七音
12位 Dillon Brown
11位 小泉 博隆
10位 仲宗根 優太
9位 惜しくも入賞ならず國場 幸誠

そしてここから入賞者!

8位  野原 貴志
予選7位から決勝8位。オーリー、フリップ、Fフリップなどをメイク。ラストの8面バンクのフロントポップが決まっていれば!




7位  Michael Steindl
大きな体から繰り出されるトリックは全てダイナミックで動きが良い!キレのあるキックフリップを中心にFS180など安定した滑りで見事入賞7位。




6位  中谷 功太郎
非常に楽しそうに滑っていたのが印象的。パーク全体をうまく使い、スタイルのある滑りを披露。ラストのフェイキーノーコン360がグッときました。




5位  嘉陽田 隼人
センス抜群の滑りで板乗れ乗れでした。キレのよい360キックフリップや、スタイル抜群のFSスミスなど、パーク全体を使い非常に良い滑りで、インパクト抜群でした。




4位  友利 日光太郎
本名は・・・聞いたこともあると思いますが、伏せときましょう。
360度shuvitやボンレスなど渋いトリックをほぼフルメイク。大会を非常に盛り上げてくれたベテランライダー。ラストトリックのフラットバンクを超えるR to Rへのトランスファーボンレスで靴が滑り転倒したのが忘れられません。




3位  James Nichols
技数は少なかったが、1つ1つのトリック、完成度が非常に良く見事ベスト3。レッジでのBSスミス、ダウンレールでのハリケーンなど、高難易度のトリックをメイク。




2位  小山 大地
今大会で日本人では最高順位!非常に良く練習してきたのが分かるようないい滑りでした。パーク全体を使い、アール、回し、レールなど全てを綺麗にメイク。ラインも良く考えられてました。ただこの日、最も得意とするレイトヒールがメイクできなかったのが誤算だったはず。決まっていれば優勝間違い無しでした。しかしそれでもほぼフルメイクで見事2位。おめでとう!全日本も頑張ってほしい!




1位  Jake Watking
ジャッジの三世は92点をつけてしまうほどの大インパクト。レッジでのバックテール、バックスミス、ヒップでのフロントフリップなど、全て完璧。
そしてラストのバンクからのレールオーバーBS180は規格外。スタイルも抜群で終止圧巻した滑りで見事優勝。いいもの見せてもらいました。






選手、スタッフの皆さん、お疲れさまでした!
また来年も開催したいですね!!

Junn
All photo by 謝花プロ










2015年 AJSA 九州サーキット 

第二戦はここ、安心の室内パーク「SWITCH SKATE PARK」で開催!
なんと晴れ男の私、就任5年目ですが、いまだかつて雨天延期中止が一切なしの今回で14回連続開催です。





今回のエントリーは32名。

そして今回のジャッジ、MC、スタッフ陣はこちら!

左からTUFLEG、FLCなどのライダーであるMC:西田耕治
ムラサキスポーツ福岡店タイムキーパー兼スタッフ:楢崎氏

そしてジャッジは
福岡のレジェンドスケーター 松原章行プロ
ELEMENT、ムラサキスポーツより 田中達也プロ
DVS、ムラサキスポーツ、ADAPTヘッドジャッジ 吉川哲平プロ
私、清水潤
TUFLEG,soyjagaより池元拓プロ

そしてPhotographer FLC,skateboyzよりDICEK氏。(写真撮ってるので映ってませんw)

さて開会式も終了し、前半16名、後半16名に分かれて1ヒート、2ヒートで予選を開始です。

毎年このSWITCH PARKでの第二戦はとにかく熱気と湿気などで体力勝負な面もある。
それを分かってる選手も多く、練習時間に無駄に滑らず、ある程度のウォームアップと体力温存に努めるライダーの姿も見受けられ、そういった面でもスキルアップしている様子が伺えた。

さて、ライディングのほうは1戦目をぶっちぎりで優勝をかざった福間偉璃がそのままの勢いで、2位と20点以上の差を付けぶっちぎりの1位で通過。2位は福田凛之助、3位はSWITCHのライダーでもある宮崎健太が続いた。



それでは決勝参りましょう。

16位 平島 聖士
15位 溝手 寿麻
14位 山田 龍來
13位 松山 紘多郎
12位 善 大了
11位 宮崎 健太
10位 斉藤 翔世
9位 惜しくも入賞ならず、怪我から復帰の小川 雄太。

そしてここから入賞者です。

8位  中村 政斗
福岡は春日市のローカル。スキルアップの様子が伺えるなかなか安定した滑り。レールでのオーバーKが印象的であった。



7位  相原 ヨシカズ
毎度優勝候補筆頭ながらも今回も優勝できなかった相原。
体調不良のせいか、あまり調子がよくなかった様だったが、それでも入賞してくるあたりは実力者の証。レッジでのフロントKのスタイルが抜群であった。



6位  溝手 太陽
宮崎からの刺客。非常に安定した滑りとガッツが感じられ、アールをかなり鍛えている様子が伺える滑りであった。
ビッグアールでの5-0からのトランスファーバンクインは絶品でした。



5位  瀧下 海人
メキメキと頭角を現して来ている瀧下。この日もレール、アールを中心に安定した滑りを見せ3位入賞が見えてくる順位に。
今後の成長、期待してます。



4位  松尾 栞汰
こちらも毎度優勝候補。今回はメダルまであと一歩届かなかったが、相変わらずの安定した滑りであった。
最後のヒップでの360が決まればメダルも見えていたであろう。惜しくも4位!



3位  福田 凛之助
今大会で最も多くのトリックを繰り出すルーティンを組んでいた。ジャッジ陣のチェックが追いつかないほど、間髪入れずにトリックをつないできて、そのほとんどをメイクしていた。アール、カーブ、回し、手業などを巧みに取り入れ、苦手なパークで見事3位入賞!
アールからのエアウォークでのバンクへのトランスファーは見事でした!



2位  福間 偉璃
予選ぶっちぎり1位の勢いそのままに、決勝1トライ目もぶっちぎり。このまま優勝するかと思われたが・・・惜しくも2位となってしまった。
カーブ、レール、飛び、アール、全てを取り入れてテンポも非常に良いランであった。悔やまれるとすればこの日の回しトリックの調子の悪さだろう。
調子が悪いと判断し、回しを取り入れずにほぼパーフェクトなランをしたのはさすがであったが、逆に回しトリックの有無が勝敗を分けた気がした。
しかし見事2位につけ、現在総合1位を爆走中。今年は絶好調の予感です。



1位  米野 舜士
スノーボードとスケートボードの両刀使い。スノーボードでもレールスタイルというストリートなスタイルのようだが、スケートボードでもその色が強くなってきた。この日も得意のレールトリックオンパレードでF/Sフィーブル、B/Sリップ、トランスファーバックテールなど難易度の高い技を量産。
最後の締めにバンク to バンクでのB/Sヒールをメイク。この1発の差で、福間が掴みかけた優勝をもぎ取った。
これからも非常に楽しみな小さな巨人が今年も活躍を見せている。今後が楽しみだ。








選手、スタッフの皆さん、お疲れさまでした!

次回は9月に沖縄で開催です!
沖縄に挑んでいくナイチャーは果たしているのでしょうか!?
とても楽しみです。

Junn

All photo by DICEK







2015年 AJSA 九州サーキット 

始まりました!

今年で私、5年目となりまして、オーガナイザーもだいぶ板についてきた感があります。

昨年あたりからようやくレベルが高くなってきた九州サーキットですが、
今年の第1戦目は大分県は日田市にできたニューパーク、
通称ノッチランドこと大原スケートボード場にて開催となりました。

まずこのパークは、日田市でTre°sbというショップを営む甲能聡氏を中心に、
日田市のスケートボード愛好団体が一丸となり、行政と調整を続けながら足掛け10数年かけて設立した大分県内初のパブリックパークであるということをおさえておく必要があるでしょう。

そしてつまり今回の大会は初の大分県での開催!!というわけです。
それもこれも粘り強く諦めずに活動を続けてきた甲能氏と団体の方々のご尽力の賜物ですね、
素晴らしいパークをありがとうございます。


とまぁ前置きはこれくらいにしておいて、早速レポートに参りましょう。

さてさて! 2015年 1戦目 開幕です。

まずパーク全体はこちら。

ヒップ、レール付きバンクバンク、レッジとレール、アールのついたセクション、カーブ、奥にはアールと半ボール、そして極めつけはつるっつるの路面。
全てのセクションがそろい、さらに高さ、長さ、路面など、どれをとっても最高なパークです。

そんなパークの大会に集まったライダーは九州各地からのエントリーで合計38名。

今回は共同でオーガナイズしている吉川哲平プロの挨拶でスタート。


今回のジャッジ、スタッフはこちら。

左からタイムキーパー、ムラサキスポートの奈良崎氏
MCはTUFLEG,FLCなどの西田耕治。
ジャッジは、田中プロ、池元プロ、ヘッドジャッジ吉川プロ、甲能氏、私清水の合計5名のジャッジです。

今回はパーク設立の立役者である甲能氏にもジャッジに入って頂きました。
プロショップのオーナーを務め、スケート歴も20年以上。ジャッジ力は十分です。

ということで開会式も終了し、前半19名、後半19名に分かれて1ヒート、2ヒートで予選を開始です。

話題のパークだけあり、参加者がほとんど全員よく滑り込んでいたのか!?

予選からハイレベルなラインが続出でジャッジをしていてもテンションが上がりっぱなしでした。

そんな中上位16名が決勝へと進むわけですが、今回も予選から大判狂わせが・・・
平島聖士、宮崎裕次郎、松山紘太郎などの実力者がメイクを重ねられなかったりした中、
過去に優勝経験もあり、昨年年間5位の永松健児がまさかのノーメイクで予選落ち。

当然決勝に残るだろうと思われた数名が予選で散るなど、今回も予選からドラマがありました。






それでは決勝参りましょう。

16位 小川 雄太
残念ながら気負いすぎてか?1トライ目の1発目のぶっ飛びオーリーで着地グリッチョにより棄権。
優勝候補がまたしもて撃沈した。
   
15位 井原 大貴
北九州からエントリー。初めてのAJSA参加でいきなりの決勝進出。初の決勝で緊張したか?
予選のようには滑れずこの順位。

14位 河野 正輝
彼もかなりの実力者。練習中ではいつも良い滑りを見せてくれるが、どうも本番に弱い様子。
実力出し切れず14位。

13位 瀧下 海人
成長著しい瀧下海人。スタイルもトリックも良くなってきました。
今後の活躍に期待!

12位 福田 凛之介
怪我から復帰の大会翌日には手術してボルトを抜くというおっさんのようなアール職人の16歳。
完全復帰まってます。

11位 山田 龍来
決勝進出者の中で最年少の9歳。地元で鍛えられた安定したアールトリックを中心にポイントを稼ぎ、
大人を押しのけこの順位は立派です。

10位 浦塚 綾大
大会中のベストトリックの候補者の一人。メインセクションのバンクバンクについたレールをアップtoダウンでボードスライド全流し。
着地がやや怪しかったが、予選からトライし、決勝のラストランでメイクして会場のテンションをあげてくれた。

9位  斉藤 翔世
elementのmake it count などでも優勝経験を持つ斉藤翔世だが、意外にもAJSAでは初の決勝進出。
得意のバリアルフリップをバンクバンクで完璧にメイクし、惜しくも入賞はならなかったが堂々の9位。

8位  相原 ヨシカズ
毎度優勝候補筆頭ながらもなかなか優勝できない相原。
今回も誰が見ても頭1つ抜けたうまさを発揮し、F/S リップスライドtoスイッチKのコンボトリックを
ストレート&ダウンレッジでメイクするなどもなかなかラインが繋がらず8位に沈んだ。


7位  中村 政斗
派手さはないながらも、ダウンレールでのケーグラインド、バンクでのキックフリップ、レッジでの5-0などコンスタントにメイクを重ね、
1ミスのラインで見事7位入賞。


6位  松尾 栞汰
年間優勝経験を持つ松尾栞汰。高校受験も無事に終わり、体もずいぶん成長し、アール中心だった滑りにもストリート色が混ざって来た。
今回もラストのバックサイド360度が決まればさらに良い結果になったであろう。


5位  米野 舜士
スノーとスケートの両刀使いの米野。スノーでは優勝やメディアに取り上げられるなど既に輝かしい成績を手にしつつある一方、
スケートでも十分な結果をコンスタントに残している。
今回も下りレールでBSビッグスピンFSボードスライドを予選から一度も外す事無く見事5位入賞。


4位  草西 恭凡
ジャッジ泣かせのトリックを連発してくる草西だが、今回もMCが間に合わないようなoldトリックとストリートトリックを織り交ぜながらのラン。
アール、バンク、レールをバランスよく攻め、最後にキレのある360°キックフリップをメイクし終了。
惜しくも3位入賞とはならなかったが、非常にバランスのとれた良い滑りであった。


3位  福田 達也
ストリートは超絶スキルを誇る福田達也。無駄な動き、無駄な音が一切しないマシーンのような完璧な滑り。
ハンドレールでFSボード、フィーブルグラインド、BSリップ、カーブではフロント、バックの両ブラントで、技数は少ないながらもこの順位。
パーク全体を使い、流れるようなラインが組めるようになるともっと飛躍的に点数がのびるであろう。
それにしても超絶的なうまさでジャッジもびっくりでした。


2位  宮崎 健太
久々にいい順位が取れたのではないでしょうか。この日一番パーク全体を使ってバランスよく滑れていたのは間違いなく健太であろう。
アールでの5-0、テール、フロントブラント、カーブ、回し、最後はダウンレールでのスミスグラインドでノーミスラン。
大会からは一時期離れていたが、見事なランで2位に返り咲き。次はそろそろ優勝かな!?


1位  福間 偉璃
福岡県は飯塚市在住の1メートルのハイオーリーを持つヒップホップスケーター。
ぶっ飛びと派手な印象とは裏腹に、地元でもないのに今回誰よりもこのパークに通って、地道に練習をしていたのは間違いなく偉璃であったし、
練習の時から既に1分間を意識した練習を続けていた。
1つのセクションも見逃す事無くポイントを重ね、全てのセクションに置いて完成度の高いトリックを量産。
そして最後はビッグステアをキックフリップで1発メイク。
これには会場のボルテージも最高にあがり、福間 偉璃ぶっちきりの優勝をもぎ取った。







次回は7月にSWITCHで開催です。
次回の優勝、今年の総合優勝は誰の手に!?

Junn

All photo by DICEK